授乳相談の中で断乳・卒乳についての相談も多いのですが、
ある程度スケジュールを立てて行うとママ、赤ちゃんの負担も軽くなります。
そこで、断乳・卒乳をスムーズに行うためのポイントをご紹介します。
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断乳・卒乳時にケアを受けておくといいこと
断乳・卒乳の際、母乳がおっっぱいに溜まっている状態です。
自然に吸収されていくものですが、残ったままでしこりになっていったり、次の妊娠・出産後の授乳の時に前のが残っていて詰まりやすくなったり、、ということがあります。
ゆくゆく、乳がんの予防にも良いと言われています。
自分で絞るママさんもいらっしゃいますが、絞る場所が偏っていたりすると、返って張り返してしまうこともあるので、助産院など施設で絞ってもらうのがオススメです。
「断乳」と「卒乳」の違いって?
「断乳」は、ママがそろそろ授乳を止めよう、と止めることを言います。
理由はそろそろ職場復帰する、歯が生えてきて最近噛まれるようになって辛くなってきた、次の子の妊娠を考えている、などなど、理由は様々です(^^)
「卒乳」は、授乳の回数が徐々に減り、赤ちゃんが自然に飲まなくなって離れていくことを言います。
ある日いきなり飲まなくなる赤ちゃんもいるようです。
最近は「断乳」という言葉はあまり使われなくなり、「卒乳」という言葉で統一されていたりもします。
おっぱいはいつまであげるものなの?
時期に決まりはありません(^^)
大体は離乳食が完了する1歳半~2歳ごろとも言われていますが、スキンシップのために3歳、4歳ぐらいまで授乳をされているママさんもいらっしゃいます。
ママさんの調子やお子さんの調子、ご家庭の状況によって時期を選んでもらうのがいいです(^^)
「断乳」スケジュールを立てるといいこと
ずっとおっぱいをあげてきて、いきなり今日断乳しよう!と止めると、断乳後、約2日がピークで張ってきます。
張っているけど授乳がもうできないので前かがみでいないと辛いほど痛い、、
というのが多いです。
赤ちゃんもいつものおっぱいがないことにぐずったり、、
断乳後数日は、夜寝てくれなかったり、、
という時期を過ごすことも。
この時期にパパやご家族の協力も得られると、だいぶ違います。
そして、赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲めているか、離乳食をきちんと食べているか、おっぱいを止めても栄養がしっかりとれることを確認して始めます。
断乳スケジュールの例
- ①
断乳後、3〜4日目に、助産院などでおっぱいを絞ってもらいます。
その前にどうしても張って辛いときは、圧抜き程度に絞って、保冷剤を冷蔵庫でジェル状にしたものを当てたりします。(凍っていると低温やけど起こしてしまう可能性があるため) - ②
その後約10日〜14日ぐらい空けて再度絞ってもらいます。
その前にまた張って辛くなったら①と同様に対処。
ここでまだ少し残っているようなら、また日にちを空けて絞ってもらいます。 - ③
②を、張りと分泌がほとんどなくなるまで続けていきます。
(回数には個人差があります)
時期も大事
ご家族の協力が得られると負担が軽減されますが、
例えば、パパが土日休みの場合、金曜日の朝を最後の授乳にして、土曜日に絞りに来る。
赤ちゃんをご家族に見てもらって来れるといいですね。
そして、
梅雨~真夏は実はおっぱいが詰まりやすい時期なのです。
雑菌も繁殖しやすく、熱もこもりやすく、何かと炎症を起こしやすいの時期なので、
できたら避けるのがベストです
どうしても赤ちゃんが欲しがって情緒不安定になってしまう、、
などの場合、やむを得ずおっぱいを再開し仕切り直しする時もあります。
気長に、1~2か月は余裕を見て行っていけるといいですね。
赤ちゃんに良く話しかけてあげましょう
断乳の場合、少し前から「もうすぐおっぱいバイバイだよ~」などと、言葉をたくさんかけてあげましょう(^-^)/
赤ちゃんはお母さんの言葉、よく分かっています。
気持ちに余裕を持たせて、やめていけるといいですね😊
長文になってしまいましたが、断乳・卒乳をお考えのママさんへ、参考になれば嬉しいです
お近くの方は、ぜひ、助産院Luna Lunaへご連絡くださいね!
遠方の方などで、助産院に来ることが難しい方は、zoomでのオンライン相談もやっていますよ♪
お気軽にご利用くださいね。
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