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乳腺炎になったら? 原因、症状、対処法を徹底解説!!

今回は、乳腺炎になると、どうなる?
ということについてお話します💡

乳腺炎の原因

乳腺炎の原因としては、

  • 授乳間隔が空いてきた時(5〜6時間など)
  • いつも同じ方向から飲ませていて、飲み残しがある時
  • いつもより、油っぽいもの(揚げ物やバター、生クリームなど)や甘いもの、お肉類を多く食べていた
  • 乳首にトラブルがあった(傷や白斑など)
  • 赤ちゃんが吸わないで寝てしまう

などがあります。

乳腺炎の症状

乳腺炎の症状としては、

  • 寒気、震え
  • 倦怠感
  • 38℃以上の発熱(40℃まで達することも)
  • 頭痛
  • 関節痛
  • しこりや発赤部分の痛み
  • 母乳の出が悪くなる
  • 赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がる事がある
  • 出てくる母乳がドロっとしている、黄色や黄緑の母乳が出る

などなど。

乳腺炎の対処法

38度以上のお熱が出たら

まずは
こまめに授乳をする

痛い部分、しこりや赤みのある部分に、赤ちゃんの顎が当たる様に、授乳姿勢が変えられると良いです。
上側の場合は、四つん這い授乳をして顎が当たる場所を調整することもあります

赤ちゃんが飲んでくれない時や、乳頭の痛みがひどい場合は、搾乳をしてあげるなどして、とにかく出してあげる事です

しこりや発赤部分は、優しく冷やす

これは、水で絞ったタオルや冷えピタ、冷凍されてない保冷剤、
ジャガイモ湿布
などで優しく冷やします。

ジャガイモ湿布↓

『じゃがいも湿布、効果あり☆』
いつでもママの味方★ママに優しい母乳ケア・育児相談行います♡助産師 朋子先生です  良く、乳腺炎などでおっぱいが痛くて辛い時、キャベツ湿布やじゃがいも湿布がい…

この時、乳頭と乳輪部分は冷やさないように気をつけます。

熱が出ているので、水分も、こまめに摂ってあげてくださいね😊

葛根湯の服用

葛根湯には根のものが使われていて、血管を拡げることにつながります。

葛根湯の葛の字にもありますが、葛(くず)を飲む、というのも予防いにつながりますね。

あまりに痛い時は

鎮痛薬(カロナールやロキソニン、イブプロフェン)
が、お熱も下げてくれる効果もあるので、飲んでもOKなお薬です。
母乳への移行は非常に少ないとされ、産院でも、産後に出されていますよね

抗生剤が必要な時

熱の経過は
一晩経って、熱が下がっているか?
が大事なポイントになりますが

一晩経って、熱が微熱や36℃台まで下がっていれば
直ちに抗生剤を服用しなくても、引き続きの授乳や、母乳マッサージで改善していくことが多いです。

ですが、一晩経っても、熱が下がらない場合や
赤みの範囲や痛みが増しているなどの場合は、
細菌感染の可能性があるので
産院や病院で抗生剤の処方が望ましいです。

乳腺炎にも段階があって、

  • うっ滞性
    乳腺炎

    溜まっている部分の組織が炎症を起こし発熱
    熱は微熱〜38.5℃いくかいかないかというぐらい
    抗生剤は不要

  • 細菌感染

    うっ滞性乳腺炎が進行したり、傷などから細菌が感染した場合
    熱が38.5〜39℃を超える
    インフルエンザの様な症状(寒気、関節痛)
    抗生剤が必要

  • 膿みの
    形成

    熱が下がっているが、発赤部分がかなり硬い、赤紫のような発赤
    切開が必要な段階

と段階を経ていきます。

熱が下がった後の経過

しこりがしばらく硬く残ります。

炎症を一度起こして、組織が硬くなっているので、その部分が当たったりすると痛いですが、
しこりは数日~、長いと2週間近く残っていることも

その間に、少しずつしこりは縮小していく形です。

熱がピークに達している時は、炎症が強く出ている時なので、母乳マッサージがあまり出来ない事もあります。

熱が一晩経って下がるかをみて、
抗生剤が必要な場合は、抗生剤をもらってから、母乳マッサージをゆっくり受ける事が可能です。

乳腺炎の予防

逆に予防としては
原因と反対の事をしてあげると良いのです💡

  • あまり間隔を空けない様に授乳をする
  • 暴飲暴食を避ける、食べた時はしっかり授乳して出し切る
  • 色々な方向から飲ませられる様にする

などなど、、

急に熱を出したり、不安になるかと思いますが
症状が出ましたら、ご相談くださいね!

遠方の方などで、助産院に来ることが難しい方は、zoomでのオンライン相談もやっていますよ♪

お気軽にご利用くださいね。

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